「母の日」の起源は?
諸説ありますが、1905年にアメリカのフィラデルフィアに住んでいた「アンナ・ジャービス」という少女が、母の死をきっかけに「母親に感謝の気持ちを伝える機会」を設けるための働きかけを始めたことが起源と言われています。
アンナは1907年5月12日に亡き母を偲び、母が好きだった白いカーネーションを教会の祭壇に飾りました。また、翌年の1908年5月10日には母の追悼式を開き、参加者に白いカーネーションを配りました。これが初めて行われた「母の日」の式典と言われています。
この動きがその後もアメリカ国内で広まり、1914年に当時のアメリカ大統領ウッドロー・ウィルソンが、毎年5月の第二日曜日を「母の日」と制定しました。
母の日のプレゼントとして定番なのは赤いカーネーションですが、アンナが亡き母に捧げたのが白いカーネーションだったため、健在の母親へは赤、故人の母親へは白と区別されるようになったと言われています。
ちなみに、赤いカーネーションの花言葉は「熱烈な愛」「母への愛」、白いカーネーションは「尊敬」「あなたへの愛情は生きている」などです。